雑誌MAMORのグラビア

防衛省の広報誌「MAMOR」という雑誌がある。硬軟混ぜた記事で自衛隊の理解を深めようという内容で、感心しながらさくっと読めてしまう面白い雑誌だ。

その表紙とグラビアを「グラビアをしているアイドル」が担当している。撮影カメラマンは誰かを気にするようなグラビアに意識高い人間ならチェックしている雑誌でもある。グラビア的に旬であるアイドルを起用する、なかなかわかっている人選でもおなじみである(私に)。

表紙は陸・海・空の制服を着用し敬礼のポーズで統一されている。そんな表紙を一気にまとめて見てみよう。

f:id:papernozui:20141008144445j:plain

f:id:papernozui:20141008151720j:plain

オリジナルサイズの画像はコチラコチラ 見易いように雑誌の順番はバラバラです 色調整し始めると終わらない…

MAMORのグラビアって水着はないけど、すごくフェティッシュだなぁと。「メカ」と「制服の女の子」って要素で出来ていて引きがある。アニメ好きのポピュラリティって「メカ」と「美少女」って話があってカリオストロの頃の宮崎駿からエヴァを通って現在までこのふたつが出ていれば企画が通るってくらい普遍的に求める要素なんだけど、自衛隊雑誌を読むような人の根本もまあ繫がっていて雑誌の顔がそれなのは真っ当だなと思う。

面白いのはグラビアに求められる肉体性という要素を制服という要素で引いて(包んで)いるところ。ちょっと他では見れないグラビアになっている。(しかも本物!制服も!メカも!)。フェチという病に冒された者にとって同じ敬礼ポーズを取った表紙など集めなさいといわれているようなものである。